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結婚披露宴の演出のひとつ「ファーストバイト」のときの掛け声

結婚披露宴の演出のひとつで、「ファーストバイト」と呼ばれるものをご存知でしょうか。
ファーストバイトとは、ウェディングケーキをカットした後に、カットしたウェディングケーキの一切れずつを、新郎新婦それぞれが互いに食べさせあうという演出です。
古くは欧州の習慣でした。
最近は日本でも見られるようになったのが、この演出です。

ちなみに新郎から新婦への一口、また新婦から新郎への一口にもそれぞれちゃんとした意味があります。
前者は「一生食べるものに困らせない」という意味で、後者は「一生おいしいものを作ってあげる」という意味です。
ファーストバイトはほかにも、ケーキシェアリングやファーストイーティングとも呼ばれています。

このときに、司会の方は演出をうまく行えるように、掛け声をかけることがあるそうです。
例としては、「大きな口をあけて、しっかりと愛情をうけとめてください!」といった、砕けた調子のものから、
「掛け声と同時に食べさせてあげてください」といったあえて甘い雰囲気を醸し出す演出もあります。

この演出ですが、あらかじめきちんと打ち合わせをしないと、司会者がそのときの雰囲気で判断して始める場合もありますので、
場合によってはとても恥ずかしい演出になってしまうこともあります。
できる限りソフトな演出にしたいときは、ソフトな演出になるよう、きちんと事前に綿密な打ち合わせを行いましょう。
何事も意志の疎通が大切です。

このとき、会場のみなさまは、司会の合図にともなって、掛け声をかけることとなります。
その掛け声は「あ~ん」が一般的ですが、場所やその時の雰囲気によっても異なりますので、確認しましょう。

結婚は主催者にとってはもちろん、招かれるゲストの方にとっても大切なイベントとなります。
ファーストバイトはケーキをお互いに食べさせあうという、ウェディングケーキ入刀のすぐ後に行われる大切なイベントです。
滞りがないよう、しっかり行っていきましょう。